神経内科について
仙台上杉内科リハビリクリニックでは、神経内科を専門の一つとし、しびれ・ふるえ・歩行障害・めまいなど、脳や神経の不調に幅広く対応しています。加えて当院では、神経難病や脳卒中後遺症、痙縮などに対する外来リハビリテーション、およびボツリヌス療法などの専門治療も実施しています。
病気の進行や後遺症に伴い、「できないこと」が増えていく過程に対し、リハビリによる機能維持・改善と、専門的な薬物療法による症状緩和を並行して行うことが重要です。当院では、神経内科・リハビリを一体で提供できる体制を整えています。
脳血管疾患リハビリテーション
パーキンソン病、脊髄小脳変性症、筋ジストロフィーなどの神経や筋の難病の治療は、薬物療法だけではなく、機能の維持、生活の維持を目標としたリハビリテーションが重要となる場合があります。しかし、リハビリテーションの専門医がいる施設は少なく、一般的な体力維持のリハビリテーションが行われているのが現状です。症状や目標に合わせたリハビリテーションを提供致します。
脳卒中後遺症（片麻痺、歩行障害、構音障害など）に対する外来リハビリを行っています。急性期・回復期病院でリハビリを終えた後、「維持期」や「生活期」のリハビリを継続できる場として、多くの方にご利用いただいています。歩行訓練・起立訓練・バランス訓練、上肢機能訓練、構音訓練・摂食嚥下訓練（必要時ST対応）、生活動作（ADL）支援・介護者へのアドバイスなど機能の「維持」だけでなく、再発予防・介護予防の観点からも、継続的なリハビリ介入が重要です。当院では、神経疾患とリハビリを同時に診られる体制を整えており、通いやすい環境と専門職による継続支援を提供しています。
対応する疾患・症状
脳梗塞・脳出血の後遺症、脊髄損傷の後遺症など
脊髄小脳変性症、筋ジストロフィーなどの神経や筋の難病
手足のしびれ・脱力・歩行障害
上下肢痙縮・痙性斜頸（頸部ジストニア）・眼瞼けいれん・片側顔面けいれん
ボツリヌス療法
上肢痙縮・下肢痙縮・痙性斜頚・脳性麻痺・片側顔面痙攣・眼瞼痙攣・慢性流涎などへのボツリヌス療法を実施しています。
痙性斜頸（頸部ジストニア）に対するボツリヌス療法
眼瞼けいれんに対するボツリヌス療法
片側顔面けいれんに対するボツリヌス療法
慢性流涎に対するボツリヌス療法
受診すべき症状について
- 脳卒中後にリハビリ継続の場所が見つからない
- パーキンソン病の動作が遅くなり、転倒が増えた
- 手足のつっぱり・固さ・動かしにくさが強い
神経難病・痙縮・脳卒中の外来リハが可能な貴重な施設は、仙台市内では限られています。神経疾患の多くは、急激な改善よりも、長期的な生活支援が必要になります。仙台上杉内科リハビリクリニックでは、神経内科・外来リハビリワンストップで提供する体制により、「その人らしい暮らしを、長く保つ」ための病気とうまく付き合う支援支援を行っております。